我が家は横浜市の保土ケ谷区、築60年の祖母の家を借りて住んでいます。
築60年というと古いですが、古い分気兼ねなく過ごせるし、気負わずに生活できるところはとても気に入っています。
無理せず、古い家を直しながら使い続けるという暮らしを、とても豊かに感じています。
和室を洋室にするには、床の張替えがメイン
さて、今回は和室の畳をフローリングにする作業です。
娘がハウスダストに敏感で、肌がすごく荒れてきてしまったので、少しでも良くなってほしいとリフォームを決行しました。
結論から言うと、娘の肌は劇的に改善しました。
数年前に畳の表替えは行っていましたが、畳はどうしてもホコリがたまりやすく、不衛生になりがちなので、肌トラブルにお悩みのハウスダストアレルギー保持者は、まずは家の畳から変えていくと良いかもしれません。
業者にお願いすると高額になるので、僕に声かけてもらえれば、格安でお手伝いしますよ!一緒にDIYやりましょう。
畳をフローリングに変更する手順
ということで、実際の作業です。
今回の和室は八畳です。
畳はドライバーなどの鋭利なものを間に差し込んで持ち上げると、簡単に剥がすことができます。
畳を剥がすとその下には何かしらの板や合板があらわれます。
その板から何mm上げたところに床材の上面を持ってくるのか、お部屋の隅を見ながら考えて、根太(読み:ネダ)となる木材や、床材の厚みを計算して決めます。
実際の作業は物を全て仕入れてからになりますが、それらの段取りが済んだあとは、まずは畳を剥がしたところを掃除することが最初のスタート。
古い家だと昔の新聞紙とか入ってたりするので、Good Old Daysを感じながら作業します。
今回使用した材料は、30mm×40mmの根太、スタイロフォーム、ウレタンフォーム、12mm合板、6mmの床材、ボンド、コーキング等
スタイロフォームは床に敷く発泡スチロールみたいなもの、ウレタンフォームは隙間を埋めるスプレー型の断熱材です。
今回は近場に中古のスタイロを1枚100円で売っているところがあるので、そこから購入。
周りを角材で囲ってから、455mm間隔で根太を張ります。
なんでもそうですが、こういったリフォーム作業では303mm、もしくは455mmの間隔を使うことがほとんど。
現在販売している合板のサイズがサブロクと呼ばれる910×1820mmのサイズなので、ちょうどこの板材の切れ目に木材を当てることができるためです。
白い壁は正義
今回はせっかくなので、暗い雰囲気になりがちな和室の壁も、漆喰で白く塗りました。
子供にも経験させたかったので、手で塗る「モルモル」という漆喰を使ってみました。
当然ですが、子供がやるとキレイには仕上がらない(というかメチャクチャになる)ので、仕上がりにこだわる場合は自分1人で行いましょう
DIYするよーと声をかけて1週間、二人ともとても楽しみにしていましたが、いざ始まると結局、子供はすぐに飽きてしまい、大人が後始末するという大変な作業になってしまいました・・・。
子供とやるのは、小学校高学年くらいからじゃないと、あまり良い結果にはならないかも。
今回は八畳の和室の壁で14kgのモルモルを2箱、使いました。
大人だけでやったり、ローラーを使ったりして薄く満遍なくするのであれば、もしかすると1箱で足りたかもしれませんが、ムラを出さないためにも2箱は必要と考えます。
ビフォーアフター
ということで、完成です。
四方は若干隙間が開くので、コーキングや丁度よい幅の木材を這わせると良いと思います。
今回はライトグレーのコーキングを使いました。
ビフォー
アフター
見ての通り壁が白くなったのもあって、かなり印象が変わりました。
今回はデザインなどは考えず「とにかく安くキレイに」ということで、材料も仕入れも値段重視で決めましたが、壁は基本的には白がいいと思っているので、漆喰は必須項目でした。
白い壁って特に古い家においては、それだけで正義。
色付きの壁にしたい場合は、白い壁にワンポイントで、テレビやタンスなどの目立つ家具の背景として、アクセントに使うと良いと思います。
そうすることで、家具の存在感が目立ちすぎるのを調和してくれます。
床は畳からの張替えでしたが、水拭きできて清潔に管理できますし、それこそ娘の荒れた肌が一気に改善し始めたので、それだけでも価値がありました。
和室の畳をフローリングに変更!かかった費用は?
さて、ここで今回かかった費用をまとめたいと思います。
必要な道具はメジャーとノコギリなど、木材カットに必要なものですが、長いものを切ることがあるので、丸ノコなどがあると良いですね。
あとはインパクトドライバー。
これがないと僕にはどうすべきか答えられません。汗
必要な道具
・インパクト
・メジャー(スケール)
・丸ノコ
・えんぴつ
・コーキングガン
あとは床用ボンドやフローリングビス(釘)、コンパネビスなど材料も当然色々と・・・。
原理はシンプルなのですが、こういった道具を持っていないと、1回だけの利用のために色々用意するにはちょっとハードルが高いかもしれません。
やっぱり普段から道具を持っているか、これからの趣味にしたいか、経験してみたいので挑戦するか、そういった何かしらの条件が合致する必要があるかもしれません。
畳をフローリングに変えるための材料とその費用
今回の内訳は以下の通りで、費用は約51,000円となりました。
- 木材(12mm針葉樹合板、30×40の角材) ・・・ 約25,000円
- ビス等 ・・・ 約1,000円
ウレタンフォーム ・・・ 約1,000円 - スタイロフォーム ・・・ 960円
- 床材4箱 ・・・ 11,200円(一箱2,800円/うち一箱は未使用)
コーキング ・・・ 約400円 - 畳処分費 ・・・ 11,440円(8枚分。粗大ごみならもっと安くなります)
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合計 約51,000円
床材は一箱余ったので、処分費込みで実質5万円は切っていると言えます。
今回のポイントとしては、仕入れです。
床材やスタイロフォームは普通に買うと、もっと何倍もするのですが、安い仕入先を探す余裕があったので、結構費用が抑えられています。
畳は早く処分したかったので民間にお願いしましたが、たとえば横浜市の粗大ごみなら1枚1,000円ですので、もう少し抑えることは可能。
あとは我が家に関して言えば今回壁も塗っているので、「モルモル」2箱分は別途出費していますので、ご注意を。
床材が余ったので玄関床も施工
ちなみに今回は余裕を持って4箱、床材を購入していたのですが、1箱以上余ったので、玄関の床も施工しました。
玄関の床を剥がすと土が丸見えなことに、妻が驚いていました(笑)
布基礎ってやつですね。
最近の住宅はベタ基礎っていうコンクリを敷いてあるところが大半かと思います。
来年はDIYで自宅のフルリフォームを予定
ということで、まだ床材が余っているので、作業中のカーサ野毛山でも使っていきたいと思います。
ここが終わったら来年からは自宅全体のリフォームを検討しています。
現状一階にあるLDKを二階へ移動するように、大きなリフォームを考えています。
ウッドデッキなんかも設置する予定。
あくまで素人ですので、もっと色々経験して、DIYがより上手くなれるように、引き続き楽しんでいきたいと思ってます。