南区庚台のシェアハウス「カーサタケモリ」にある小さな庭を、たった一人で整地・整備しました。
一戸建ての庭というと、なかなか使い勝手の良い庭を確保することは難しいですが、当ハウスでは林に囲まれている分、人目を気にせずリラックスできる、居心地の良い空間を作ることができました。
庭を整備しました
当ハウスの庭は元々、ジャングルのような状態でした。
二面が竹林に面しているおかげで竹の根がぐんぐん生えてくるし、シュロの木が生えているし、日当たりが良い分植物の成長もはやい、そんな作業するには大変な環境。
真夏の炎天下の中で重機も使わず、全て手作業で根を掘り出したので、完成したときの達成感もひとしおでした。
今回の作業内容【整地/手洗い場製作/防草処理/人工芝】
今回やったことをメモしておきたいと思います。
まず内装・外装のリフォームで出た廃棄物が庭にたくさんあったので、それを処分。
その後はとにかく草刈り、竹&木の根掘り、の連続。
ある程度綺麗になってきたところで今度は手洗い場を自作しました。
ハウス裏側にある立水栓を撤去し、塩ビ管を庭まで引っ張り、自動散水機用と手洗い用に分岐、手洗い場を残っていた廃材で組み立てて作りました。
HIVP管の13φを裏から引っ張ってきて地中に埋めました。
参照画像:https://www.kubota-chemix.co.jp/blog/2016/07/24/37
最終的にはヤシの木の代名詞ともいえる「フェニックスロべレニー」を地植えして、どうにか頑張って育てています。
フェニックスロベレニーは通称「ロベヤシ」と呼ばれ、南国の雰囲気が一番出せるヤシの木の1つだと思うのですが、冬の寒さにはそこまで強くないので、今回地植えするのは自分の中でちょっとした冒険でした。
「フェニックス」と呼ばれるヤシは「カナリーヤシ」のことで、このロベヤシのことではないようです。分かりづらっ!!
今は夏なので元気に育っているので、冬になったらガラ袋を巻いて越冬させるつもりです。
最後に行ったのは防草シートと人工芝の敷き込み。
今回は毛の長さが35ミリと少し長めの人工芝を約45m分、使用しました。
35ミリあるとフカフカですし、入居者の人達も裸足で楽しんでくれているので嬉しく思ってます。
これらの作業の結果、どうなったかというと、こうなりました。
Before
※リフォーム前の写真。真ん中画像の正面に見える竹藪も全て伐採しました
After
庭の使い勝手について
いかがでしょうか。
もうこれは完全に自己満と達成感の話ではあるのですが、この庭があるだけでハウスがぎゅっと引き締まったように感じています。
ある夜、シェアハウスにふと顔を出してみると、当時の入居者7人(チリ、アルゼンチン、メキシコ、ネパール人)が音楽を聞きながら裸足で交流を楽しんでいました。
それを見て、開放感のある庭が作れたことを嬉しく思いましたね。
ここで少し話を変えて。
そもそも庭とは・・・な話ですが、一般的に土地というものは都心に近ければ近いほど、需要が高まるので土地値は上がる傾向にあるかと思いますが、それは同時に庭の「形」にも影響が出てくるもの。
当ハウスのある横浜周辺の一戸建ての庭は、小さくて長方形の形をしているところが多い気がしています。
今回考えてみると、それは土地を購入する人の多くが、正方形に近い形の土地を求めているからなのかなと思いました。
正方形の土地にできるだけ大きな家を建てて庭も確保しようと思うと、長方形の建物と長方形の庭というのが一番やりやすい形になってくるんですよね。
そうでなければ家を土地めいっぱいに建てて中庭作るとか、真ん中に一回り小さな家を建てて四方を通路にするとか、ちょっと複雑な感じになってしまいますもんね。
当ハウスは土地の形状がいびつなもので、境界線の隅の方に奇跡的に真四角に近い形のスペースが生まれていました。
このシェアハウスの建つ土地は、一般層からの需要はあまりなさそうな環境なのですが、改めて見ていくと庭も広く取れているし、隣が竹林なお陰でバーベキューも気軽にでき、ひと目も気にせず活動できるし、使い勝手は抜群。
気兼ねなく過ごせる場所って、人目が気になりがちな日本社会ではすごく貴重なところになりますし、それでいうとこういった土地こそ上手く活用して資産性を高めていくなんてのが、これからは一層求められてくるのかなと思ったりもしました。
僕は趣味でサーフィンをやっているので、きっともし自分がここに住むことになるのであれば、シャワーやサウナ、ガゼボなんかも設置したいな、などと考えながら作業していました。
シェアハウスなので採算面など考慮するとなかなかお金はかけれないのですが、そういった使い方もできると思います。
現在はとにかく運営をしていく上で必要なものは全て揃っているので、今は空いた時間を利用してBBQ用のテーブルをのんびり作っているところです。
それが仕上がったら、住人の皆さんに肉でも配ってあげたいなと妄想しています。